通信制高校でも進学を目指せます
全日制高校と違い通信制高校に大学進学のイメージはそんなにないと思います。そもそも通信制高校で大学進学を目指せるのか?と思っている人も多いのではないでしょうか。
実際にその心配は無用です。
全日制高校でなくとも通信制高校であることが進学にとって不利になる条件にはなりえないからです。
データでみる進学率
高等学校教育の現状 ※文部科学省より
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/06/14/1334827_6.pdf
こちらのデータによると確かに全日制と比べ通信制高校から大学進学への進学率が低いことが伺えます。対して専修学校への進学率には大差ありません。
ではなぜ大学進学率が全日制より通信制が低いのか?の理由はいくつか考えられます。
学習面の違い
全日制と違い自学学習がメインとなる通信制の学習スタイルで進学を目指す場合、学習していく中でわからないところが出てきても、その時にすぐ先生に質問できない状態にあります。
これにより自分で調べて…という学び方が効率的とはいえず、受験勉強の仕方で差が出てしまいます。
学べる内容の難易度の違い
通信制高校のレポートの難易度は易しめに設定されているため、大学受験に向けた学習には不向きという点が挙げられます。もちろん進学を目的としたコースがある通信制高校もありますが、そうでないコースで学ぶ場合はどうしても難易度が低めになります。
さらに同じ目標に向かって進む仲間がいないことで、モチベーションが下がりやすく勉強に身が入りにくい。というのも理由として挙げられます。
このように通信制という特性上、学習スタイルや学力の難易度などが全日制と比べると不利ということになります。
なのでこれらを克服するために、最初から進学コースを選択するか、毎日通学コースを選択するなどの工夫が必要になります。
通信制高校から大学進学に向けて
通信制高校の中には進学コースを設けているところもあるので、卒業後の進学先などを参考にしながら大学進学に向けた受験対策に強い通信制を選ぶのがおススメです。
例えばクラーク記念国際高等学校などは、難関国立大学はもちろん慶應などの有名私立に合格した生徒を多数輩出しています。
このようにコース選択、学習内容、通学スタイル、サポート体制などを吟味して大学合格を目指すため自分に適した学校を選ぶことが大切です。
まとめ
大学受験において卒業した高校が全日制か通信制かは関係ありません。単純に学力などでどうしても差がでてしまうため、全日制の方が有利とされているだけです。
通信制ならでわの「時間に融通が利く」という点と、AO入試、推薦も可能なので得意分野を最大限に生かした活動に力を入れることで可能性は高まります。
そのため学校選びの段階で、できれば目標とする進学先を決めて置き、それを見据えて学校選びするのがおススメです。
パンフレットだけを見てもわからないところは無料体験を設けている学校もあるので、これを利用して学生ライフの雰囲気を感じてみたり、行事があったら足を運んでみるなどしてみてはいかがでしょうか。